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お知らせ

P4 Multispectralで、お茶の育成状況を分析!

はじめに
本記事ではDJI製ドローンP4 Multispectralを使用した茶畑管理の実証実験に関してご紹介いたします。
2020年3月から5月、ドローンを使った茶畑管理の実証実験が埼玉県入間市で行われ、そこではDJI製ドローンP4 Multispectralを使用し、空撮画像のデータをもとに茶畑の育成状況のデータ化と労働の省力化の検証が行われました。

P4 Multispectralとはどんなドローン?
P4 MultispectralはPhantom 4 Proをもとに、農業の「見える化」をミッションに開発されたドローンで、撮影した映像で作物の育成がどのような状態になっているのかを分析することができます。
P4 Multispectralが作物を分析するためのデータ収集として搭載されているのが、マルチスペクトル画像システムとスペクトル日照センサーです。

マルチスペクトル画像システム
RGBカメラに加えて、ブルー/グリーン/レッド/レッドエッジ/近赤外線帯域の5台が並んだ、マルチスペクトルカメラアレイで情報を収集。

スペクトル日照センサー
ドローンの上部に取り付けられているセンサー(スペクトル日照センサー)は、太陽放射程度を判断し、1日の異なる時間帯でのデータ収集時にも一貫性を増す。

この他にも、3軸ジンバルやDJIのTimeSyncシステムを使い、リアルタイムでcm単位の正確な測定値を得ることができる、作物の育成状況を管理できる優れもののドローンです。詳しい商品内容はDJIの公式ページをご確認ください。

入間の茶畑の事例
入間の茶畑で実証実験を行った目的として、国は「茶の生産現場では、月1回の生育状況の確認作業の負担増や生産者の減少が深刻な問題であったことから、作業の省力化と後継者の指導・育成のため、ドローンによる観測データを活用した農業を検証」としました。
ご存知の通り日本の農業では少子高齢化が問題とされており、後継者育成や作業の省力化が急務で進められています。
今回の入間の茶畑での実証実験の結果では、10aの茶畑を人が見回るには1時間以上かかるケースがあります、ドローンでは5分程度の飛行で確認ができたとしました。そして、茶畑の育成部分が不良の部分だけを人が見回れば良いことからも労働力削減が可能だとしました。また、ドローンで撮影したデータを後継者育成のためのデータとして使えることからも、「ノウハウの引継ぎとしても可能性がある」と可能性を見い出したとありました。
このように、生産者の高齢化や担い手不足が課題となっている農家では、ドローンなどのテクノロジーを駆使した新たな方法が常に求められています。今後は散布用ドローンとの併用も検討していることなので、最新の情報が更新され次第共有していきます。
*図2はP4 Multispectralの機能で分析した、正規化差植生指数(NDVI値:植生の分布状況や活性度を示す指標) 

おわりに
UTCでもUAVリモートセンシング撮影プログラムを展開しております。プログラムでは最新機種のP 4 Multispectralを使用して取得したデータを基に、ヤンマーヘリ&アグリのスマートアシストリモートサービスを利用し、水稲のリモートセンシング解析手法を学ぶことができます。このプログラムはドローンの使用経験に関わらず、農業の生産性向上や品質の向上に関わる全ての方を対象としているプログラムなので未経験者でも大歓迎です。詳細に関してはコチラからご確認ください。

今回のケースようにドローンが他方面で新たに活用されるニュースを聞くことはとても喜ばしいことです。今後ともドローンを活用することでより社会が豊かになるようなニュースや事例などを紹介していきます。

UAVリモートセンシング撮影プログラム
ご相談/お申込み:sensing-info@farmeye.co.jp

参照:
毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20200421/ddl/k11/040/097000c?fbclid=IwAR2z1G8ZC2TIM337h_Yvn8WAH_pQbzhRL6SZDMvpJxOZKZAnRjXjlPpvh88
農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/smart/attach/pdf/drone-122.pdf